青山BC工房で購入してくれた埼玉の池上さん夫妻の、
だんらん工芸椅子と無垢の木テーブルのセットです。
実は、納品前の加工でテーブルが反っている事がわかり、
そのまま使ってもらっていいのか?と悩みました。
きらきら工房(BC工房のテーブル工房)で話し合ったところ、
代表である鈴木が、
「このテーブルを使ってもらうよりも、新しいテーブルを作って、
見てもらおう!」、と、言い出しました。
他のスタッフとも話し合い、前回のテーブルよりも気に入っても
らって、ずっと使ってもらえるようなテーブルを作ろう!!
正直に話して、新しいクリエーションのチャンスをもらいたい!!
ダメモト作戦です。
この作戦を電話で池上さんに話したところ、
「トラブルがあるのは仕方がないと思います。
新しく制作したテーブルを見せてください。」と、言ってくれました。
納品当日、池上さんの家で、新しく持ってきたテーブルをセットし、
前回のテーブルの状態を説明しました。
「お店で選んでいただいたテーブルの形をいかして、今、
イチバンのテーブルを作ってきました。」
池上さんは、
「すごく気に入りました。とてもいいです。
今回の対応にも満足しています。」
そういって、このテーブルを使ってもらうことになりました。

池上さん夫妻は、7〜8年前からBC工房に来てくれていました。
結婚される前から2人でお店に来てくれていて、
旦那さんが転勤で大阪にいるときには、ベッドの壁にチラシを
貼って、眺めてくれていたそうです。
東京に戻り、今回の引越しに合わせて
ソファを見に来てくれたのですが、
リビングダイニングの考え方で、
椅子とテーブルのセットに決まりました。




青山BC工房に来てくれるお客さんの中には、
何年も前のチラシを持ってきてくれるお客さんが、
本当に多いです。
「いつか欲しいと思ってた」
「ずっと前に新聞に入ってたチラシを引き出しにしまっておいたのよ。」
家具はそんなに買い換えるものではありませんし、
無垢の木を使った家具なら、なおさらです。
そんなお客さんの多い、BC工房は幸せです。
でも、今回のようなドジをします。
その度に、お客さんに助けてもらっています。
今回も池上さんに、本当にいい勉強をさせていただきました。
本当に感謝しています。
アタマに残し、記憶に残します。
これからもこんな笑顔に出会えるように、
スタッフみんなでチャレンジしていきますので、
よろしくお願いします。
ありがとうございました。