BC工房 ARE-KORE

BC工房スタッフがつづる工房通信。

2013年09月

2014年度版 BC工房のチラシ

現在、BC工房では2014年度版のチラシデザイン作成中です。

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いつもチラシやカタログのデザインをお願いしているエーランチさんが
青山BCに来て写真撮影をしてくれました。

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来年はどんなチラシができるのか!?
今から私たちも楽しみです。

皆さんもお楽しみに!!

BC工房 竹村

ルーシーのメモリアルボード

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秋晴れの連休初日、
Mさんのお宅へ「メモリアルコーナーボード」を納めてきました。
トチのたまごテーブルとゆったりもてなし椅子を使っていただいています。
テーブルと椅子を納めてすぐ、お店に来てくださったMさんご夫妻。
「テーブルと椅子がよかったので、コーナーに置くボードもつくりたくなって。」

ゆっくりお話しながら、どんなコーナーにしましょうか、
いっしょに考え、描いていきました。
ボード図面写真

5年前に亡くなった愛犬、ルーシーちゃんの遺骨や写真、
思い出の品を飾るボードです。

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骨つぼを置くオープン棚、
開き戸には、オリジナルのステンドグラス。
中から照明をあてると、ガラスがきれいに見えます。
背板にコード穴。

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写真を飾る天板はステージ。
しっかりした、マホガニーの天板。
後ろにつけた、ちょっとの立ち上がりが、いい背景になりました。

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ビーグル犬のルーシーちゃん。14才まで生きたそうです。
「この写真は、軽井沢でたまたまプロのカメラマンに会って、
撮ってもらったんだけど、やっぱりプロは違うね。きれいに撮れてる。」
たくさんの忘れられない思い出。

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家族の「思い出」を飾る場所。
それが、無垢のボードなんじゃないかな。と思いました。
つくりつけのパネル収納では、「思い出」には軽すぎる。
ルーシーちゃんのために、Mさんがつくりたかった特別な場所。
チークとマホガニーの無垢材で、ステンドグラスで、
色あせない場所がつくれたでしょうか。

Mさんと、2代目のビーグルちゃんに見送られながら、
「大切にしてもらえる家具」を
つくらせていただいたこと、ホントウにうれしく思いました。

Mさん、ルーシーちゃん、
「ありがとうございます」

BC工房
KAZU

今日の納品訪問 『居心地の輪』

今日の嬉しい納品訪問を皆さんにお知らせします。
台風も過ぎ去り、雲ひとつない、最高のお天気。
納品も賑やかに、皆さんお待ちかねのテーブルと椅子たち。
丁寧にお届け。嬉しい拡がり。『居心地の輪』。


小金井市 Aさん宅   新築戸建てのリビングダイニングセット。 
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美しいケヤキのテーブルに、だんらん工芸椅子4脚セットです。



見る方向で違う    そこが面白い無垢の木いびつ型テーブル。
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だんらん工芸椅子の張り地パターンがオモシロイ。




葛飾区 Bさん宅   青山BC&きらきら工房にも行かれたBさん。
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大きなトチの木テーブル。工房まで探しに行かれ、
見つけたコダワリの一枚。オススメのトチ。低座椅子セットです。



こんな表情にも   見る角度で、様々な形状、見え方になります。
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コロッケスツールは、万能オットマン。足載せ&腰掛け。
安楽工芸椅子のオットマンとしても最高ですよ。



焼きペン     世界に一つのマイテーブルへ。
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Bさんご家族の想いを込めて。 想いに応える文字入れサービス。




世田谷区 Cさん宅     お使いのBCテーブルの脚交換。
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使っていて、もう少しテーブル高さを変えたいな。
もともと高めの76僂任靴拭それを72僂慂儿后
そんな細やかな対応も、BC工房はしています。
皆さん、どうぞご相談ください。

BC工房 楽

JAZZバーのカウンター

JAZZバーのピアニストでヴォーカルのHさんから
お店のカウンターの相談を受けたのは8月の初めでした。
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もともとカウンターと小さなテーブルのお店です。

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ピアノとヴォーカルを、カウンターで聞かせるお店作りがHさんの要望。
コの字のカウンターや、だ円のカウンターなど現場で型紙を作りながら相談して
新聞紙で型紙をとります。
今度はその型紙をもとに工房でその形に近い材を探して素地の板を見てもらい、
完成したらもう一度見てもらう。
何度もお店に脚を運んでもらい、完成したテーブルが今日納品でした!!

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すでにピアノは移動されていました。
ここに搬入されるのは長さ3m近いクリの無垢の木カウンターです!!

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もちろんエレベーターには入らないので外階段を3階まで上げました!

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見事に入りました!!
カウンターの手前ではHさんのヴォーカルとピアノの生演奏。
目の前で聞くJAZZは最高だと思います!!

皆さんも赤坂見附の近くで音楽を聴きたくなったら#301へどうぞどうぞ。
素敵な音楽とクリの無垢の木カウンターが待っています。

BC工房 竹村

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JAZZ BAR #301
住所:港区赤坂3-10-14赤坂フィディアビル301
電話:03-3584-1717


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クマちゃんの長椅子物語

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「やった!ありがとう!」
念願の長椅子に座って、VサインのKさんご夫妻。
この3ヶ月、まさにいっしょにつくったこのスペシャルオーダー長椅子。
「麻朝和椅子のびのび・3P」
親愛のキモチをこめて、「クマちゃんの長椅子」と呼ばせていただきます。

クマちゃんの長椅子物語。
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半年前に新築の家を手に入れたクマちゃん。
何事にも、調べて、見て、深めるマニアックな人。
「木を生かしてて、低めで、寝れて。。。」
家に似合う、自分好みのソファを、いろいろ調べて、見に行って、
ついにOツカカグで買った、3人がけのソファ。
だがしかし、
いざ納品となると、階段から入らない!
つり上げも「イヤ〜無理っす」と拒否され、あえなくキャンセル。

階段から入る、オレ好みの分割ソファをさがし、
日本中の家具屋を調べ、横浜中の家具屋をまわり、
目黒通りを端から端まで歩き、
「このソファ、もう少し小さくできますか?
分割してつくれませんか?」
とセミオーダーを頼んでも、

「できません。」
「デザイナーがだめというので。」
「工場ができないというので。」
どこもやってくれなかった。

「家具屋って、なんて融通の利かないやつらなんだ。」
と思っていたそうです。

5月末、
「ダメもと」で、いちばん近くにあった、横浜BC工房へ。

「オモシロいですね。やりましょう!」

「灯台下暗し。今までこんなに探してきたのに、
 つくってくれる家具屋がいちばん近くにあったよ!」

すぐに絵を描き、クマちゃんと相談。
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ちょうどジャワの工房にいた、ボスとデザイナーのマーサに相談すると、
「オモシロいテーマじゃないか。スグつくるよ!」
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ノリノリで、フレームがほぼでき、よろこびのメールが来ました。


一方、クマちゃんは、張り地をマニアックに追及し始めました。
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渡したスケッチを何枚もコピーして、色や素材を考えて、絵を描いては、
あーでもない、こーでもない。
クマちゃんは、釣り船の船頭さん。
『「海が好き」とかいうヤツ嫌いなんだよね〜』といいつつ、
椅子は、白と青のさわやかなイメージ。

「生成りの帆布(はんぷ)と、「藍染め」の帆布でつくりたい!」

毎日パソコンを占拠して、帆布と藍染の勉強をつづけたそうです。
岡山の倉敷帆布を取り寄せ、
藍染めの原料、藍を発酵させた「すくも」を取り寄せ、
合羽橋で、でかいズンドウ鍋を買い、
自宅で、帆布を洗い、煮出し、
家じゅうを「すくも」のにおいでいっぱいにさせながら、
自分の手で、「藍染め」をしました。
16回も染めて、定着する処理をして、さらにはインディゴもつかい、、、
奥さんにあきれられながらも、
クマちゃんの藍染めモードは深まっていきました。


8月。
長い船旅を経て、長椅子のフレームと、下張りができました。
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クマちゃんご夫妻、ふじのの工房へ来てくれました。
自分の手で染めた藍染めの帆布を持ってきてくれました。
「いいね!バッチリじゃない!」とフレームの仕上がりにVサイン。
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そして、ふじの藍染めの旅へ。
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茶畑が広がる、藤野でも別世界の佐野川地区。
ここに藍染め作家のブライアンさんの工房があります。
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ブライアンさんは、築120年の古民家を改装して、
工房、家、ゲストハウスにしています。
3階建ての古民家で、蚕を飼い、桑を育て、糸を取り、
糸を紡いで、糸を染め、機織り機で織って、いろんな布をつくっている。
現代に真っ向から対立するような、
素材を育てるところからの手仕事をしています。
海外から、研修生を受け入れてワークショップをしていて、
その日は、アメリカ、イギリス、ロシア、フランス、、、いろんな国の人たちが、
佐野川の古民家で、藍染めや、織り物をしていました。
ここは、いったいどこ?ジブリの映画の異空間に迷い込んだようでした。
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うちのボスに新作の古手ぬぐいのパッチワーク袈裟を見せて、
「イイでしょ。ガイジンに高く売るよ〜」とジョークを飛ばすアーティスト。
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秘伝の藍染めのカメ。持ってきた帆布を漬けて、上げて、酸化させて、
を繰り返します。
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できました!
藍染めができただけでなく、ちょっと不思議ないい夏休みの旅になったそう。

いよいよ、藍染めの帆布、生成りの帆布をつかっての、「張り」。
裁断後
裁断・縫製も、代わりのない布だけに、緊張です。IMG_2139
張る途中で、縫製をやり直したり、
スタッフもみな、いいモノにしよう!というキモチがでてきます。
完成直前
完成まじか。
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右アーム、アームなし、左アーム、それぞれ3つの椅子が、つながります。 
1人がけにも、2人がけにも、3人がけにもなる、セパレート3P長椅子。
搬入も階段からラクラク。今の住宅事情にもあった、セパレート長椅子。
いいテーマをカタチにできました。

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寝てもイイね!

この3か月、椅子にすっかりハマっていたクマちゃん。
奥さんからは、
「カタチになってよかった。ホントわがままばかり言ってごめんなさいね。」

いえいえ、違います。
クマガイさんは、全然「ワガママ」ではありません。
「お客さん」であるクマガイさんは、
「無理なこと」を一切押しつけませんでした。
ご自分で考え、絵を描いて、調べて、取り寄せて、
藍染までやって、ふじのまで来てくれて。
自分の熱い思いは、行動で示して、
つくる側の意見を尊重して、受け入れてくれました。
こんな人は、なかなかいません。

「つかい手」と「つくり手」が「いっしょに考え、いっしょにつくる。」
BC工房は、ずっと、そういうモノづくりを目指しています。

この「クマちゃんの長椅子」は、
「いっしょに考え、いっしょにつくった。」
BC工房にとっても、とてもうれしいモノづくりができました。
それにしても、クマガイさんの「探求力」には脱帽です。
モノづくりにいい刺激をもらいました。

こちらこそ、ありがとうございます!


BC工房
KAZU



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