BC工房 ARE-KORE

BC工房スタッフがつづる工房通信。

2014年11月

おかえりなさいの椅子

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今日、1脚の椅子をひきとりました。

4年前、「椅子の出前」の依頼がありました。
「90歳のおばあちゃんが、1日中、和室で座っていられる椅子」
お店に来ることのできないおばあちゃんのために、娘さんからの依頼でした。
当時横浜BCの担当だった、竹村が、車にめいっぱい椅子を積んで訪問、
「小楽きらきら椅子」がピッタリ。となり、
背クッションをあつらえて納品しました。

それから、4年。
「おばあちゃんが亡くなって、自分も引っ越します。
 新居には、どうしても置けないんです。
 せっかくなら、つくってもらったところで引き取ってくれませんか。」
という電話をいただきました。

今朝、その椅子を見て、おどろきました。
4年つかったとは思えないくらい、きれいです。
木部のキズも、座面のヘタリも、クッションのつぶれもありません。

「おばあちゃん、朝起きてからずうっと1日、この椅子に座ってましたよ。
 テレビも、食事も、訪問介護も、この椅子にすわってね。
 ほんとうにこの椅子があってよかった。おばあちゃんも大好きだったと思う。
 出前してもらった時も、ちょっと痴呆も入ってたけど、
 この椅子に座った時、にこーっと笑ってね。
 あー、来てもらってよかったなあ。って思った。
 それから2年間、毎日、ずっと、この椅子に座ってね。
 最後は1年位、施設に入ったから、座れてなかったけど、
 私も、大事にしてました。
 私も、これから、この一軒家から、シニアマンションに引っ越すことにしてね。
 1LDKでせまいから、家具から何から整理しているところで、
 この椅子は、本当に名残惜しいんだけど、やっぱりどうしても置けないから。
 残念だけど、どうかお願いします。」

「本当にきれいにつかっていただいていて、張り替えの必要のないくらいです。
 家具は、変わらない一生モノかもしれませんが、
 人のくらし方は、変わります。
 僕らも、その変化に対応して、リフォームしたり、下取りしたり、
 買換えしてもらったり、していきたいんです。
 引き取った椅子も、木部のクリーニングをしたり、張り替えをすれば、
 生まれ変わって、また新しい人につかってもらえると思ってやっています。」
 
「捨てるんじゃなくて、また活かしてもらえたら、
 おばあちゃんもよろこぶと思います。
 また来てもらって、ホントによかった。」

「下取りは、お買い上げ価格の10%が目安です。
 BC工房の商品券でお渡しします。
 引き取り代を引かせていただいて、1万円の家具券をお渡しします。」

ふと、思った。
「おばあちゃんのためにあつらえたこのクッションだけでも、
 新しいお部屋でお使いになりませんか。」

「ああ、、そうね。使えるかしら。。うん、持って行くわ。ありがとう。」

「BC工房のことも忘れないでくださいね。
 新しいお部屋の家具で、何かお困りでしたら、なんでも相談してください。」

「うまいわねえ。また、何かあったらお店にいきますね。」


家具屋をやっていると、お客さんのくらしの変化にかならず会います。
そんなとき、前向きに変わっていくお手伝いをしたい。
僕らが材料から、みんなで考え、つくり、売り、納めた家具たちが、
誰かと出会い、別れ、そしてまた、誰かと出会う。
「未来のアンティーク」になる家具をつくりたい。

BC工房
KAZU










後付け無垢の木カウンター!!

亀戸で38年続く会員制BARのカウンターをリニューアルしました!!

カウンター1

















もともとのカウンターも長く使われて良い味わいがありますが。。。
オーナーさんたちがきらきら工房に来てくれたのが9月末。
現状のカウンターを活かしつつ、どうやったら迫力あるカウンターがつくれるか!?
現場で寸法を調べ、一緒にイメージを考えてついに納品しました!!!



カット

















一定の寸法ではない、サクラの無垢材を使ったカウンター。
既存のカウンターをアレンジしていきます。
今あるカウンターの上から取り付けてしまう方法を選びました。


カウンター3











無事、取付け完了しました!!オーナーも笑顔!!!
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今朝オーナーから、昨夜のオープン時には評判も上々。
お店に来たお客さん、みなさん喜んでくれているというコト。
うれしいです。

お店のカウンターをどうしたら良く出来るか悩んでいる皆さん、
ぜひ相談して下さい。
どうぞ、どうぞ。

BC工房 竹村

ハマのオモシロ ひょうたん&たまご ダブルテーブル

ファミリー1
秋晴れの中、Yさんのオモシロテーブル納品に行ってきました!
「ひょうたん型」と「たまご型」2つのテーブル。
ふだんは、「ひょうたん」を囲んで、ダイニング。
「たまご」は、デスク。
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いっしょにつなげて、3世代みんなで集まるパーティーテーブルに。
カーブがうまくつながるように、カタチをつくりました。
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なんと、このお家、お父さんと、おじいちゃんで
躯体のほかは、セルフビルド!
コンクリートうちっぱなしのスケルトン状態から、
配管も内装も、ぜんぶ自分たちでつくりあげたそうです。
横浜BC工房でいろいろお話した後、
相模湖の工房まで見に行ってくれたYさん。
そこで「ひょうたんテーブル」と出会ってしまいました。
そして、そのくびれにピッタリ合う、「たまご」の原板にも。
自分たちでつくってきた空間だからこそ、
このカタチに「!!!」とキタのでしょう。
なかなか、フツウは、このカタチは選べません。

しかも、ダブルテーブル。
「ひょうたん」は、みんなでどこにでも座れる、リビングダイニングテーブル
「たまご」は、お子さんたちの勉強デスク、
お父さんのマニアックな趣味デスク、
お母さんの家事デスク、
もうひとつの「たまご」があるおかげで、中心の「ひょうたん」は、
ゆったり、食事、くつろぎ、に集中できます。
いずれ、お子さんの独立の時には、「たまご」を持っていく?
2つで、3倍、4倍おいしい?

日当たりのいいリビングで、いれたてのコーヒーをいただきながら、
「家は、くらしは、自分たちでつくるもの」と実感していました。
「これで、畑があったらサイコーですね」というと、
「あー、裏に30坪ほどあるんだよ」と。
いやー、マイリマシタ。

帰り際に「こんにゃく」をいただきました。
これも、なんとお父さんの手づくり!
玄関にあったのは、ごろっとした石かと思いきや、こんにゃくいもでした。

Yさん、次は「こんにゃく型」の座卓つくりましょうか?
ありがとうございます!

横浜BC工房
KAZU




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