
川崎駅から、仲見世通りを歩いてすぐ、「砂子2丁目」交差点。
焼肉 大昌園 川崎駅前店 オープンされました!

BC工房は、スペシャルカウンター席。
ケヤキカウンターと、らくらく工芸椅子を担当しました。

穴、ワレを生かしたケヤキのカウンター。

ワレをふさぎつつ特別席の雰囲気を出す、大きな陶製プレートは、
茨城・笠間の加賀たいち工房 藤本均さんの作品。

2種の木のサンドイッチはし置きは、
神奈川・藤野町の木工家 木芸堂 元橋充さんの作品。
BC工房と縁の深いつくり手さんとも協力して、
スペシャルカウンター席をつくりました。
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ふらりと横浜の店に来た、
鋭い目のボウズ頭の若い人と、
物腰ていねいなのに、迫力を隠しきれないイカツイオヤジ。
どう見ても「フツウ」じゃない。
「カウンター材をさがしてまして、」と。
店主の林さんと施工の高橋KAZさん。
スグ翌週、藤野町の工房に来て、材選び。
穴あきのBIGケヤキを見て、コレしかない!
いっしょにアレコレチョークで描きこみました。

「10人に1人がイイ!と思ってくれる店づくりでイイんすよ。」施工KAZさん。
「ウチは、100人に1人でもいいと思ってつくってますよ。」 BC KAZU。
「メシ食おうか。焼肉にしようか。じゃ大昌園行こう。じゃダメなんすよ。
まず、大昌園行こうぜ! 肉食おうぜ!じゃないと」 大昌園 林さん。
「フツウ」じゃつまらんぜ。
熱くならざるを得ない仕事だった。

ケヤキも焼いた。

オープニング。
タン塩を焼いた。こんな厚切りでしなやかなタン塩。しばらく忘れていた。
ロース。3秒あぶって食べる。驚いた。
うすいロースがこんなに豊かな味がするとは。
林さんは、「つくる人」だ。
肉を枝で仕入れて、どの部位をどう切れば、どう味付ければ美味いか。
肉の商品開発のプロだ。
大昌園のメニューには、創意工夫があふれている。
肉の目利き、職人としての技、店主としてのもてなし。
それらを最大限に生かすための、
キッチン前の、桟敷席カウンター。
このアイディアが秀逸だ。
「このカウンターは、オレのジコマンですよ!」と林さんは言うが、
肉のプロと対面しながら、最高の肉を出してもらう。
すし屋、天ぷら屋にはあっても、
焼肉屋には、そうそうカウンターはありません。
お客としても、特別の気分でしょう。
その舞台には、BC工房のカウンターと椅子しかない!
そう言ってもらえたのは、本当にうれしいことでした。
きっと、この席を楽しんだお客さんは、
最高の気分でまた来てくれるでしょう。

林さんとお母さま。大昌園本店は、川崎大師にあり。
お父さんお母さんが開いた本店は今年35周年。
生まれたばかりの林さんをおぶいながら店に立ったお母さん。
庶民的ながら、スゴイ味の名店。との誉れ高い。
ひょんなことから、この築50年以上の古家と出会い、
構造から手をつける、大改装の末、
母の背中で肉を見て育った息子が店長をつとめる、
不思議な一軒家の店が、川崎駅前にできた。

2階へとあがる階段。古きよきと、モダンの融合。

2階の座敷席。特別な会をここでどうぞ。川崎の歴史も感じられます。

高橋KAZさん、林さん、お母さん。熱いひとたちと出会えたいい仕事でした。
焼肉大昌園。ぜひ、みなさん行って見てください。
お店のちょっとしたところも見てください。
オーナー、スタッフ、つくり手の熱い思いの詰まったお店。
ロースが最高にうまいことと、
何だか元気になる場所だということ、オレが保証します。
BC工房
KAZU
焼肉大昌園 川崎駅前店
川崎市川崎区砂子2−9−2
tel 044−223−7418
17:00~1:00 年中無休