
「おばあちゃん、いいテーブル、よかったね!」
「うん! よかった!」
お二人のかたい握手。

Yさんのお宅は、ふだんはおじいちゃん、おばあちゃんお二人ですが、
集まると6人の明るいなかよしご一家。
6人みんなできらきら工房へいらっしゃいました。
3年前の折り込みチラシを大事に取っておいていただいて、
うれしかったです。
「いつかはこの椅子」と思っていた、だんらん工芸椅子と
ケヤキの極上テーブルのセットを選んでいただきました。
ケヤキは、まだ加工前のざらっとした状態でした。
この状態ではなかなかわかりません。
2枚の候補材を仕上げて、最寄りの横浜BC工房で見てもらいました。
6人みなさん、全員一致で「これ!」と選んでいただいたケヤキ。
照明の下で、輝いていました。
雨の中、石段を登ってのちょっと大変な納品だったんですが、
「わー!すごい!」とみなさん喜んで迎えていただいて、
そんなことはふっとんでしまいました。
Yさんのテーブルは、これが3台目。
はじめは、ご主人の学生の頃からつかっていた木の机を
ダイニングテーブルとしてつかっていたそう。
次は、お子さんといっしょに長くつかった、メラミンのテーブル。
カツカツ音がするので、布をしいて、その上からビニールクロスをかけて。
20年つかったそうです。
次は、ぜったい無垢の木のテーブル。と思っていたそうです。
そして、ケヤキの極上テーブルと出会っていただけました。
その話をみんなでお茶を飲みながら聞いて。
「おばあちゃん、いいテーブル、よかったね!」
お孫さんが大きな声で言ってくれました。
つくった僕らも本当にうれしくなりました。
お孫さんの代まで、ずっとつかっていただけるかな。
3台目の、3代つながるテーブル。
そんな気持ちになる、うれしい納品でした。
BC工房
KAZU