25山本彰 (2)

「おばあちゃん、いいテーブル、よかったね!」
「うん! よかった!」
お二人のかたい握手。

25山本彰 (1)

Yさんのお宅は、ふだんはおじいちゃん、おばあちゃんお二人ですが、
集まると6人の明るいなかよしご一家。
6人みんなできらきら工房へいらっしゃいました。
3年前の折り込みチラシを大事に取っておいていただいて、
うれしかったです。
「いつかはこの椅子」と思っていた、だんらん工芸椅子と
ケヤキの極上テーブルのセットを選んでいただきました。

ケヤキは、まだ加工前のざらっとした状態でした。
この状態ではなかなかわかりません。
2枚の候補材を仕上げて、最寄りの横浜BC工房で見てもらいました。

6人みなさん、全員一致で「これ!」と選んでいただいたケヤキ。
照明の下で、輝いていました。

雨の中、石段を登ってのちょっと大変な納品だったんですが、
「わー!すごい!」とみなさん喜んで迎えていただいて、
そんなことはふっとんでしまいました。

Yさんのテーブルは、これが3台目。
はじめは、ご主人の学生の頃からつかっていた木の机を
ダイニングテーブルとしてつかっていたそう。
次は、お子さんといっしょに長くつかった、メラミンのテーブル。
カツカツ音がするので、布をしいて、その上からビニールクロスをかけて。
20年つかったそうです。
次は、ぜったい無垢の木のテーブル。と思っていたそうです。
そして、ケヤキの極上テーブルと出会っていただけました。

その話をみんなでお茶を飲みながら聞いて。

「おばあちゃん、いいテーブル、よかったね!」

お孫さんが大きな声で言ってくれました。

つくった僕らも本当にうれしくなりました。

お孫さんの代まで、ずっとつかっていただけるかな。
3台目の、3代つながるテーブル。

そんな気持ちになる、うれしい納品でした。

BC工房
KAZU